「洋服や靴と同じように靴下選びにもこだわりたい」と思っているオシャレに敏感な男性に向けて、シーン別におすすめのブランドを紹介します。自分のスタイルにぴったりのブランドを見つけて、ワンランク上のファッションを楽しみましょう。
メンズ靴下の選び方ポイント
靴下選びに失敗しないためには、まず『どんな点に着目すればよいのかを知ること』が大切です。靴下選びのポイントを参考に、こだわりの1足を見つけましょう。
靴下丈は履く靴に合わせて選ぶ
靴下と一口に言っても、素材や長さ、デザインなど、種類は豊富にあります。靴下選びの基本は『靴に合わせて靴下の丈の長さを選ぶ』ことです。
例えば、足首付近が露出するスリッポンやローファーには、足の甲の部分で切れている『フットカバーソックス』が合います。
靴下の中で、最も丈が短いフットカバーソックスは、靴の中にすっぽりと隠れてしまうデザインです。足元が軽いイメージになるので、春や夏に使えば、さわやかな印象を与えられます。
また、スニーカーは、足首が少し出る『ショートソックス』との相性がよいでしょう。靴から見えるので、靴や洋服との色のバランスを考えて選ぶことが大切です。
素材は季節に合ったものを選ぶ
「靴下の素材は気にしたことがない」という人は多いと思いますが、素材にこだわることも靴下選びの大切なポイントです。
定番の靴下の素材である『コットン』は、肌触りが心地よい素材で丈夫なため、長く使えます。
また、コットンなどと組み合わせて作られている素材が『アクリル』です。コットンよりも強度が増しますが、静電気が起こりやすいという欠点があります。
保温性に優れ、秋冬に活躍する『ウール』は、とにかく温かいことが大きなメリットですが、洗濯すると毛羽立ってくることやチクチクする感触がデメリットでしょう。
そのほかにも『カシミヤ』『シルク』などの種類があり、いずれの場合も季節感を意識して選ぶことも大切です。
スーツ用は定番色とシンプル柄を選ぶ
プライベートとビジネスで靴下を分けていない人も多いでしょう。
しかし、ファッション性の面だけでなく、ビジネスマナーとして相手にマイナスな印象を与えてしまう可能性があります。
特に、スーツを着用するビジネスシーンでは、くるぶし丈や派手な色の靴下などは避けましょう。カジュアルになり過ぎないことが大切です。
黒・グレー・紺色のスーツには、黒の無地の靴下を選ぶのが無難でしょう。さらに、スーツと同系色の靴下を選ぶことで、足元がより一層おしゃれに写ります。
例えば、グレーのスーツには落ち着いたチャコールグレーの靴下や、紺のスーツに深い紺色の靴下を選ぶのがおすすめです。
また、スーツ着用時に活躍する革靴は蒸れやすいので、コットンなど蒸れにくい素材を選ぶとよいでしょう。
カジュアルシーンで映えるおしゃれブランド
カジュアルなシーンで履く靴下は、ファッションスタイルに合う色や柄のものを選びましょう。少し派手なデザインや色の靴下もコーディネート次第でおしゃれになります。
Paul Smith ポールスミス
『ポールスミス』は、1970年に当時24歳だったデザイナーのポール・スミスがイギリスで立ち上げたブランドです。
76年にパリで初めてのショーを開催し、その後、イギリス国内のみならず、パリ・ニューヨーク・北京・モスクワ・東京など世界各地に店舗を構え、不動の地位を築いています。
日本には84年に初出店し、世代を問わず安定した人気を誇るブランドに成長しました。
イギリスの伝統的なテーラードスタイルを軸に、色鮮やかな配色や遊び心のあるデザインが目を引く靴下を、多く取りそろえているのが特徴です。
rasox ラソックス
『ラソックス』の工場は、奈良県広陵町にあります。
100年以上の靴下生産の歴史がある地域で、細部にまでしっかりと人の目で確認しながら、通常の1.5倍もの時間と手間をかけて作られている靴下です。
快適な履き心地にこだわり、足の形に沿ったL字型のデザインで、ストレスフリーな靴下として知られています。
足首や甲のたるみがなく、しっかりとしたフィット感ながら、足を締めつけないゆるやかな履き心地が好評です。
また、一般的な靴下と厚さは変わらないままに、保温効果がより優れているため、すっきりとした見た目ながら冷えがちな足元もしっかり温めてくれます。
足にやさしい靴下、L字型靴下rasox “ラソックス” 通販サイト
FALKE ファルケ
『ファルケ』は、1895年にフランツ・ファルケがドイツで立ち上げた歴史ある老舗ブランドです。
「ヨーロッパではファルケの靴下を取り扱っていないデパートはない」と言われるほど、高い支持を集めています。
設立当初から人間工学を基に機能性に着目した高品質な靴下の開発を続けており、カジュアルからビジネスまで幅広いシーンに合う種類豊富なラインを展開しているのが特徴です。
足の形に合わせ左右非対称のデザインを採用するなど、より快適なフィット感と歩きやすさにこだわっています。耐久性や防湿性の高い素材を用いることで抜群の履き心地の良さを実現した靴下です。
FALKE [ファルケ] | レディース・メンズ ファッション公式通販 ジーンズファクトリー オンラインショップ
ビジネスシーンにおすすめのブランド
ビジネスシーンで履く靴下はベーシックなデザインと色が基本なので、一見どれも同じように見えるかもしれません。
しかし実際は、ブランドによってデザインや履き心地が大きく異なります。自分のスーツスタイルにぴったり合う靴下を見つけましょう。
HALISON ハリソン
『ハリソン』は、1925年の創業時から日本製にこだわった高品質な靴下を販売し続けている老舗の靴下専門ブランドです。
『余分な縫い目のないつま先部分』など、伝統をしっかり継承しつつ、最先端の技術と質を追求し続けているモノづくりへの姿勢は、数々のメディアで取りあげられています。
豊富な種類があるハリソンの靴下の中でも高い人気を誇るのが、ハイソックスの『ロングホース』です。ロングホースであれば、スーツ着用時に足を組んでも素足が見えてしまう心配はないでしょう。
素材は、冬場に役立つウール100%や上品な光沢と柔らかい肌触りが特徴のスーピマコットンがおすすめです。
靴下通販|HALISON – ハリソンソックス公式オンラインストア
TAKEO KIKUCHI タケオキクチ
『タケオキクチ』は、1984年に日本で生まれたブランドです。スタンダードなデザインを軸に程よいトレンド感を取り入れ、長年に渡り年代問わず支持されています。
ビジネスシーンで活躍するスーツや、靴に合うベーシックでシンプルな色とデザインの靴下を豊富に取りそろえているので、ぴったりの1足が見つかりやすいのがメリットです。
徹底して高品質なモノ作りを貫き、履き心地のよさや耐久性に優れた性能を維持しています。
また、さりげないワンポイントのロゴも高級感を加えるポイントで、上品でオシャレな男性のイメージとして好評です。
TAKEO KIKUCHI OFFICIAL SITE|タケオキクチ オフィシャルサイト | ワールド オンラインストア | WORLD ONLINE STORE
Tabio タビオ
1968年に創業された老舗ブランドの一つである『タビオ』は、海外進出もしている国内屈指の靴下専門ブランドです。
日本製の高い品質にこだわり、すべての靴下が熟練の職人によって作られています。
高品質ながら低価格を実現し、ビジネスのみならず、あらゆるシーンに対応できるデザインや色のバリエーションを豊富に取りそろえているのが特徴です。
ビジネスシーン向けの靴下は、無地などのオーソドックスなものから少し遊び心のあるものまでそろっています。足を組んでも素足が露出しないロングホースや『アーガイル』が人気商品です。
大人の男性にはワンランク上の高級ブランド
おしゃれな大人の男性におすすめの高級紳士靴下ブランドを紹介します。
idé homme イデ・オム
1902年に創業された老舗メーカーで、国内最高峰靴下専門ブランドと称されているのがイデ・オムです。
シルクやカシミヤなど高級素材を贅沢に使用し、日常使いに適した『シルバーライン』と素材と製法に徹底的にこだわった『ゴールドライン』の2種類のラインナップがあります。
ゴールドラインは、世界綿花生産量が0.001%程度と言われている貴重な最高級エジプト超長綿を使用した靴下やカシミヤ100%の靴下など、最高の履き心地の良さに自慢です。
Corgi コーギー
1893年にイギリスで創業されたニットメーカーのコーギーは、チャールズ皇太子から『ロイヤル・クワント(王室御用達認定書)』を与えらえた、名誉あるブランドです。
多くのメーカーが機械を導入し大量生産するなか、伝統ある昔ながらの手作りにこだわりっています。特に繊細な靴下のつま先部分は、熟練の職人が手作業で作り上げているのが特徴です。
ほとんどの工程が手作業なので、高い品質を保ちつつ滑らかで履き心地がよい、耐久性に優れた靴下を作り続けています。
おしゃれメンズは靴下選びも抜かりなく
上品でおしゃれな大人の男性を目指す際には、洋服や靴だけでなく、靴下選びにもしっかりこだわることが大切です。
シーン別に紹介したおすすめブランドの靴下で、足元のおしゃれを楽しみましょう。