結婚式の花に造花はNG?式を彩る花選びの基本を押さえよう

2019.03.04

結婚式のチャペルや会場・テーブルで使われる花は、全体の雰囲気を決める重要な役割を果たします。具体的にどのようなシーンで使われるのか、種類や選び方・季節別の人気の花を紹介します。また、装花に造花はNGなのかについても検証します。

結婚式に欠かせない花、使う場所やシーンは?

結婚式を華やかに彩る花は『装花』と呼ばれています。具体的に、どのような場所やシーンに使われているでしょうか?詳しく見てみましょう。

チャペル装花

結婚式と聞いて、まず思い浮かぶのが『チャペル』ではないでしょうか。挙式を行うチャペルでも、さまざまな場所に装花が使われています。

チャペルの中央に位置する新郎新婦が結婚を誓う祭壇や、ゲストが座る椅子に飾る花が代表的です。

椅子に飾られた花は『チェアフラワー』といって、新婦が椅子の端につけられた花の間をバージンロードに沿って歩きます。

チェアフラワーの料金相場は、一つ500~2000円ほどで、列の数だけ準備が必要です。

また、式場によっては、バージンロードに花びらや生花を敷く『フラワーバージンロード』の演出ができるところもあります。

披露宴会場装花

披露宴会場では、チャペルよりも、より多くの花が使われます。

装花として最も目を引くのは『メイン装花』です。新郎新婦が座る高砂にある、メインテーブルに飾ります。

このメイン装花で式の印象が大きく変わるため、重要な装花の一つといえるでしょう。

『ゲストテーブル装花』は、ゲストが座るテーブル席に飾る卓上花です。より華やかなものにして、ゲストをもてなす気持ちを表します。披露宴後、女性のゲストは持ち帰ることも可能です。

また、ゲストテーブルにあるキャンドルやグラスにも花が飾られます。ウェディングケーキやナイフ、司会進行を行うマイクに、装花がほどこされている場合もあるでしょう。

そのほか、ウェルカムスペースやウェルカムボード・受付・会場入口やエントランス周辺にも花を飾り、晴れやかな雰囲気を演出します。

両親への花束贈呈

披露宴では、新婦が両親に感謝の手紙を読むシーンがあります。その際、新婦から両親に送られるのが『花束』です。

この花束も、結婚式の装花の一つになります。

ブーケ

ウェディングブーケは、新婦が最もこだわりたい装花といってもよいでしょう。

ブーケは、フランス語で『花束』を意味します。相手の男性が手ずから摘んだ花で作った花束を、プロポーズの気持ちを込めて女性に贈ったのが由来です。

ブーケにも数種類が存在します。

  1. 挙式用
  2. お色直し用
  3. ブーケトスやブーケプルズ用
  4. 新郎のタキシードの襟につけられる『ブートニア』

ウェディングブーケは、ドレスを引き立たせるために欠かせないアイテムです。花嫁の1番近くにある装花ですから、気に入ったものを選びましょう。

装花の選び方ポイント3つ

装花の選び方次第で、結婚式の印象は大きく左右します。装花を選ぶ際は、どのような点を重視して選べばよいでしょうか?選び方のポイントを3つ紹介します。

結婚式のテーマを花で表現

はじめに「どのような雰囲気の結婚式にしたいのか」考えてみましょう。

  • ナチュラル
  • 大人っぽくシンプルに
  • 可愛らしく

など、2人のイメージするテーマを明確にします。

イメージがわかない場合は、結婚式について書いてある本や写真などを参考にするのもよいでしょう。コンセプトが決めやすくなります。

2人が好きな色を選ぶ

次に、そのイメージに合うように自分たちの好きな色を選んでみましょう。選ぶ花の色で、結婚式の雰囲気は大きく変わります。

また、趣味や好きなもの・ことから色をイメージして選ぶのもおすすめです。

例えば、マリンスポーツが好きならブルー、スキーが趣味なら白といった決め方をします。そうすることで、よりオリジナリティのある雰囲気に仕上がるでしょう。

淡いグリーンならナチュラルな印象に、ピンク系なら可愛い印象になります。元気なイメージならイエローやオレンジ系、爽やかで清楚なイメージを演出したいなら、薄いブルー系もよいでしょう。

予算内に収める

最後に、装花を選ぶうえでは、予算も考慮に入れましょう。

近年、装花にかける予算は17万円ほどが相場です。装花は、使う花の種類や量によって金額が非常に高くなってしまう場合があります。

「式場側がすすめるままにオプションをつけ、思った以上に高額になってしまった」というケースもあるため、予算をあらかじめ式場側に伝えておくのが重要なポイントです。

予算の範囲内で、自分たちの求めるイメージにあった装花をお願いしましょう。

結婚式に使われる定番の花の種類

装花に使われる花の種類には、定番があります。どのような花が装花に適しており、多く使われているのかを見てみましょう。

バラ

バラは、ブーケに最も多く使われている、装花の代表的な花です。旬は、4~6月の春と、9~10月の秋ですが、四季を通じて手にいれることができるため、人気があります。

花持ちもよいので「はじめの結婚式から次の披露宴、最後の二次会までを同じブーケで通したい」という人は、バラを使用したブーケを作るのがよいでしょう。

品種も幅広く、形や大きさ・色も多彩なので、自分や好みやドレス・会場の雰囲気に合ったものが選べます。

また、バラは花の色ごとにそれぞれ花言葉があるので、こだわって選んでみましょう。

  • 赤:『情熱』
  • ピンク:『上品』
  • 白:『純潔』
  • オレンジ:『信頼』
  • 黄色:『献身』
  • 紫:『気品』

ただし、黄色のバラには『嫉妬』の意味もあります。気にしすぎる必要はありませんが、選ぶ際には、裏の意味も念頭においておきましょう。

ガーベラ

たくさんの花びらがついたガーベラも、ブーケとしてよく使われる花です。ガーベラには色に関わらず『希望』という共通の花言葉があります。

1年中出回っており、赤やオレンジ・黄色・ピンクなど、カラフルな色味が特徴でしょう。キュートな印象ですが、花の色によって、可愛らしくしたり、大人っぽくしたりする演出が可能です。

ガーベラもバラと同様、花持ちがよく、ブーケにしても長時間持ちます。また、ガーベラは、さまざまな形のブーケを作れるのも魅力です。

  • ドーム型の『ラウンドブーケ』
  • 持ち手のついた『バッグブーケ』
  • 茎を束ねて作る『クラッチブーケ』

などがあります。

カサブランカ

カサブランカはユリ科の花の一つです。生産量が高く1年を通して手に入るため、装花としてもよく使われています。

上品な大輪の白い花は、厳かな雰囲気の教会や、正統派のトレーンの長いウェディングドレスにもよく合うでしょう。

ブーケにする場合は、流れのある形『キャスケードブーケ』に使われることが多く、高貴な印象を与えます。花言葉は『威厳』『純潔』です。

トルコキキョウ

ふわふわとした花びらが特徴のトルコキキョウをブーケに加えれば、より優しい印象を与えるでしょう。バラなどのほかの花と合わせて使うこともでき、リーズナブルな点も人気の理由です。

色は薄いピンクや白・紫などがあります。トルコキキョウを用いてよく作られるブーケの形は『ラウンドブーケ』『クラッチブーケ』『キャスケードブーケ』などです。

手に入りやすい時期は、春から秋にかけてと長く『優美』『希望』という花言葉があります。

季節に合った花を選ぶのもおすすめ

それでは次に、季節ごとに人気の花について見てみましょう。どのような花があるでしょうか。

春、夏の花

春のおすすめの花は、カーネーションです。

カーネーションといえば、母の日に贈る花のイメージが強いですが、ブーケにしても切り花にしても形になりやすく、装花としても、よく使われています。花言葉は『無垢で深い愛』です。

  • シャクヤク
  • スズラン
  • レースフラワー
  • カンパニュラ

などが春の花として人気です。

夏の花では、6月のジューンブライドともぴったりなアジサイがあげられます。丸い形と淡い色合いが可愛らしい印象の花です。花言葉は『一家団らん』『元気な女性』などがあります。

  • ヒマワリ
  • ユリ
  • アンスリューム
  • グラジオラス

などが、夏に人気の高い花でしょう。

秋、冬の花

秋は、結婚式に人気の季節です。そんな秋の花といえばコスモス(秋桜)を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。可憐なピンク色の花で、花言葉は『乙女の真心』です。

そのほか、秋の装花としてよく使われるのは、インパクトのある見栄えのダリアや、コロンとした丸いフォルムのピンポンマム(ピンポン菊)などです。

紅葉は装花ではありませんが、装花と合わせて使うことで季節感を表現できます。和装のウェディングにも合うでしょう。

冬の装花として人気の花は、クリスマスをイメージさせる真っ赤なポイントセチアで、花言葉は『祝福』です。雪を連想させる白いポイントセチアもあり、花言葉は『聖夜』となっています。

ほかにも、以下のような花が冬の装花としてよく使われています。

  • ラナンキュラス
  • アマリリス
  • スイートピー
  • チューリップ

装花に造花を使うのかマナー違反?

結婚式に使われる花といえば、生花が一般的ですが、造花を使うのはNGなのでしょうか?

装花に造花を使うのは、厳格なマナー違反というわけではありませんが、デメリットもあります。やはり、生花の方が華やかさはあるでしょう。

通常、結婚式に使われる花は、ゲストが持ち帰りしてもよいことになっていますが、造花では持ち帰ることはできません。

また、通例を重んじる年配の女性には、造花の利用は不評の場合が多いでしょう。

予算オーバーなら生花に造花を混ぜて

装花には生花を使う方がベターですが、結婚費用の予算がオーバーするというのであれば『装花に造花を混ぜて使う』方法を検討してもよいでしょう。

造花は生花よりも費用をおさえられるのがメリットです。また、最近の造花は作りが精巧で、一見しただけでは造花とわからないほど美しくボリュームもあります。

見た目が安っぽくなるのが心配な人は、すべて造花で作るのではなく、生花と混ぜて使うことで、よりナチュラルに仕上がるでしょう。

新郎新婦や参列者の人が生花と造花の違いにそれほどこだわりがないというのであれば、なおさら造花を利用してみるのも方法の一つです。

装花で結婚式を華やかに彩ろう

装花によって、結婚式の雰囲気は大きく変わるものです。装花を選ぶ際のポイントは、『式の雰囲気をイメージする』『好きな色の花を選ぶ』『予算内に収める』の3点です。

装花に使う花は、バラやガーベラ・カサブランカなど、人気のある定番の花から選ぶ方法も間違いありませんが、結婚式を行う季節に合った花にしてみるのもよいでしょう。

上手に装花を選んで、華やかで思い出に残る結婚式にしましょう。

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