ラグビーってどんなスポーツ?ルールや日本代表の選手を紹介

2019.03.03

ラグビーは、世界的にも人気がある有名なスポーツです。しかし、ルールや試合の流れについて知っている人は、認知度に比べると少ないのではないでしょうか? ラグビーの基本的なルールや試合の流れについて紹介していきます。

ラグビーとは?

2015年ラグビーワールドカップにて、日本代表・五郎丸選手のポーズが話題になり、ラグビーの認知度は急激に上がりました。しかし、詳しいルールについて知っている人は、まだそんなに多くないのではないでしょうか?

ラグビーのルールは、サッカーや野球に比べると複雑で難しいです。ですが、基本的なルールを知ってしまえば楽しく観戦することができます。まずは、ラグビーがどのようなスポーツなのか見ていきましょう。

ラグビーは陣取りゲーム

ラグビーは、簡単にいうと『陣取りゲーム』です。お互いの陣地の端にインゴールと呼ばれるスペースがあり、そのスペースにボールをタッチさせると得点が入ります。そのため、両チームの選手は、ボールを繋いで相手陣地のインゴールに向かってボールを奪い合います。

ラグビーでは、ボールを奪い合う時にお互いの体が激しくぶつかり合うため、選手たちは屈強な体つきをしています。

激しくぶつかりながらボールを奪い合う様子は非常にエキサイティングで、選手たちもかっこいいため、男女問わず人気のあるスポーツです。

人数と試合時間

1チームの人数は15人で、両チーム合わせると30人の選手たちがフィールドで競い合います。控え選手の登録は8人まで認められているため、フィールド外の選手も含めると1チーム23人体制で試合に挑むことになります。

試合時間は、前半40分・後半40分で、ハーフタイムは12分以内です。このほかに、選手のけがなどでプレーが止まったときのロスタイムが加算されます。

長時間、体を酷使しながらプレーするので、並外れた体力と筋力が必要なスポーツといえるでしょう。

ラグビーの魅力

ラグビーが多くのファンの心を引きつける理由はどこにあるのでしょうか? 長い歴史の中でラグビーが親しまれているのには理由があります。

ラグビーがどのようなスポーツなのか簡単に理解したところで、その魅力について探っていきましょう。

選択肢の多いスポーツ

ラグビーは、あらゆるスポーツの要素が取り入れられたスポーツだといえます。プレーの中には、ボールを蹴る・投げる・走る・飛ぶ・ぶつかるなど、あらゆる要素が散りばめられています。

そのため、ラグビーにおけるプレーの幅は非常に広く、そのぶん選手の個性も多種多様です。

体をぶつけるイメージが強いラグビーなので、選手は全員体が大きいと思ってしまいがちですが、そんなことはありません。身長が小さく小柄な選手でも、プロリーグで活躍している選手はたくさんいます。

このように、選手一人一人に注目しても楽しめるスポーツなので、いろいろな楽しみ方ができるというのもラグビーの魅力の一つです。

精神性の高いスポーツ

激しいスポーツであると同時に、非常に精神性が高いスポーツでもあるのがラグビーです。

ラグビーでは、一つのボールをみんなでつないで得点を目指します。そのため、得点の価値を両チームが認識しているため、野次や罵倒が起こることは滅多にありません。

『One for all』という言葉は、一人はみんなのために、みんなは一人のためにという言葉ですが、ラグビーにはまさにそれが当てはまります。

激しいイメージとは裏腹に、非常に紳士的なスポーツでもあるのが、ラグビーが人々の心を魅了する理由でもあります。

激しい肉弾戦の迫力あるスポーツ

ラグビーでは、軽いファウルによる試合再開の際、八人の選手が肩を組んで『スクラム』という陣形を組みます。

両チームがスクラムでぶつかり合う様は、まさにチームスポーツを体現しているといえるでしょう。

野球やサッカーなどのスポーツに比べると激しいコンタクトが許されているため、ボールに向かう選手同士の集中力には目を見張るものがあります。

チームのために体をぶつけ合う姿は、多くのラグビーファンが楽しんでいる要素の一つでしょう。

ラグビーの基本ルール説明

ラグビーの魅力についてまとめたところで、次は基本的なルールについて説明していきます。ラグビーのルールは複雑ですが、一つ一つを理解してみると、試合の流れも理解しやすいです。

いくつかの項目に分けて簡単にルールを説明していくので、どのようなルールのもと試合が行われているのか見ていきましょう。

ラグビーの得点方法

前述したように、ラグビーは相手陣地の『インゴール』にボールをタッチすることで得点が加算されます。インゴールとは、お互いの陣地の最後方にあるゴールラインを越えたところに設けられているスペースです。

両チームは、相手陣地の一番端のインゴールに向かってボールを運びます。ボールを運びインゴールにタッチすることを『トライ』と呼び、トライすると5点が加算されます。

トライのほかにも、ゴールラインに沿って真ん中に設けられている、ゴールポストを通過させる得点方法もあります。二本のゴールポストの間、クロスバーの上をボールが通過すると得点が加算されます。

ゴールポストを使った得点方法は、キックでゴールを狙います。

試合の流れ

試合開始や、得点後にゲームを再開するときは、フィールド中央からボールをキックする『ドロップキック』が行われます。ドロップキックとは、一度バウンドさせたボールを蹴るキックのことを言います。

ドロップキックされたボールをキャッチしてから、両チームがボールを奪い合うという流れです。

ボールを前に進める方法は『持って走る』か『キックする』のみです。ラグビーで味方にボールをパスするときは、自分より後方にしかパスができないというルールがあります。

前方にいる味方にパスしてしまうと反則になるので、実質、前進する方法は前述した二つの手段だけです。

試合中断からプレー再開

ラグビーで試合が中断するのは『得点後』『反則後』『ボールを持った選手がタッチラインを割ったとき』の3パターンです。

得点後の再会方法は、先ほど紹介したドロップキックになります。反則後の再会方法には3パターンあり、それぞれ『スクラム』『フリーキック』『ペナルティーキック』と呼ばれています。

スクラムは、軽い反則からのプレー再開に使われ、フリーキックは、スクラムよりも重いファウルの場合に適用されます。ペナルティーキックは得点につながる再開方法なので、重い反則からの試合再開時に使われます。

ラグビーの反則は3種類

ラグビーの反則には、どのようなものがあるのでしょうか? 激しくぶつかり合うラグビーですが、反則となるプレーがあります。軽い反則から重い反則まで、どのようなものがあるのかチェックして行きましょう。

軽い反則

スクラムで試合が再開される軽い反則には、三つの種類があります。一つ目が『ノックオン』と呼ばれる反則です。ノックオンとは、持っているボールを自分より前に落としてしまうことです。

二つ目が『スローフォワード』で、ボールを前に投げてしまう行為を指します。三つ目が『ノットストレート』で、ラインアウトの際にボールをまっすぐに投げ入れることができなかったときに適応されます。

少し重い反則

フリーキックで試合が再開される、少し重い反則は一つだけで、軽い反則とは別の『ノットストレート』と呼ばれる反則があります。

この反則は、スクラムを組む際にボールをまっすぐに投げ入れることができなかったときに適用されます。

重い反則

ペナルティキックを相手に与えてしまう重い反則には、いくつかの種類があります。攻撃側の販促となるのが『オフサイド』と『ノットリリースザボール』です。

オフサイドは、ボールを持っている選手よりも味方選手が前に出てボールに触れたり、相手選手の妨害をしたりしたときに適用されます。

ノットリリースザボールは、タックルを受けた選手が、タックルされた後にボールを離さなかったときの反則です。

守備側の販促には『コラプシング』や『ノットロールアウェイ』などの反則があります。コラプシングは、モールやラックをわざと潰したときに課せられる反則です。

ノットロールアウェイは、一度倒れた選手が次のプレーの邪魔になったときの反則のことを指します。

これらの反則は相手の得点に繋がってしまう反則なので、試合中に頻繁に起こるものではないといえるでしょう。

ラグビーとアメフトの違いは?

ラグビーとイメージが似ていて混同しやすいスポーツに、アメリカンフットボールが挙げられます。

実際、ラグビーとアメフトを勘違いしているケースも多く、また、違うとはわかっていても何が違うのかはわからないという人も多いようです。

これらのスポーツには、どのような違いがあるのでしょうか? 掘り下げてみると全然違うスポーツなので、両スポーツの違いについてまとめていきましょう。

基本的な違い

ラグビーとアメフトの一番大きな違いは、『防具があるかないか』だと言えます。ラグビーは、基本的に防具を付けずにプレーするのに対し、アメフトは、ヘルメットやショルダーなど防具の着用が義務付けられています。

また、ボールにも違いがあり、ラグビーのボールに比べるとアメフトのボールの方が小さく設計されていて、投げやすい形になっています。

試合に参加する人数も、ラグビーは15人に対し、アメフトは11人です。さらにアメフトの場合は選手交代が無制限のため、プレーとプレーの間に何度でも選手を交代することができます。

一方ラグビーは、一度ベンチに下がった選手はフィールドに戻れません。

ルールの違い

ルールの違いで一番わかりやすいのは、アメフトはラグビーと違い『前方にパスを投げられる』ということです。

アメフトでは、前方へのパスが許されているため、ラグビーに比べると、一気に相手陣地に近づくビッグプレーが生まれる可能性があります。

タックルによる試合の流れにも違いがあり、ラグビーはボールを持っている選手にのみタックルが許されていますが、アメフトでは、ボールを持っている選手以外へのタックルも許可されています。

そのためアメフトは、ワンプレーの間に色々なところで攻防が繰り広げられており、ボールを持っている選手がタックルされて一度倒れると、試合が止まります。

それに比べてラグビーでは、タックルされても反則がない限り試合が続くという違いがあります。

得点方法の違い

ラグビーのトライに対し、アメフトの得点は『タッチダウン』と呼ばれます。タッチダウンは、ボールを持っている選手がエンドゾーンを越えることで、ラグビーのトライのように、ボールを地面につける必要がありません。

ラグビーのトライが5点入るのに対し、アメフトのタッチダウンは6点加算されます。

また、タッチダウン後のボーナスプレーにも2種類あり、キックでバーを越えたら1点、ランかパスでゴールラインを越えたら2点と、プレー成功後の得点方法にも違いがあります。

2019年はラグビーワールドカップ

2019年は、9月から日本でラグビーワールドカップが開催されます。世界中のスーパープレーヤーたちが集うワールドカップは、まさに世界一を決めるにふさわしい大会です。

世界を代表する選手たちのプレーは圧巻で、ラグビーの面白さを十分に満喫できるでしょう。そんなワールドカップに備え、日本の試合日程や注目選手について調べておきましょう。

日本代表の試合日程

予選で行われる日本代表の試合は、全部で4試合です。

・1試合目:9/20(金)東京『日本対ロシア』戦 ・2試合目:9/28(土)静岡『日本対アイルランド』戦 ・3試合目:10/5(土)豊田『日本対サモア』戦 ・4試合目:10/13(日)横浜『日本対スコットランド』戦

日本で開幕される大会のため、日本戦はどの試合も、すでにチケットが埋まってきています。観戦したい場合は、早めに購入しておきましょう。

注目の選手は?

現在、24歳の若さでありながら日本代表で活躍している注目選手が『姫野和樹』選手です。姫野選手は2017年シーズン、新人賞とベスト15をダブル受賞した経歴があります。

プレーの特徴は、屈強で大きな体を活かしたランプレーで、海外チームのディフェンスラインを突破するほどの破壊力を備えています。

日本代表の中では若い方ですが、所属しているチームでは一年目からキャプテンを務めるほどの実力を持っている選手です。

今後の日本代表を引っ張っていく選手になるので、ワールドカップでもそのプレーに注目です。

観戦するならどの座席がおすすめ?

ラグビーを観戦したいときは、どこから見るのがよいのでしょうか。見たいプレーや選手によっても変わってきますが、普通に試合を楽しみたい場合は、『横から観戦する』のがおすすめとされています。

大きな会場には、プレーのハイライトなどを映してくれる電光掲示板が設置されていることがあります。そのため、横から観戦しながらも掲示板が見やすい位置だと、より観戦を楽しむことができます。

ラグビー観戦のマナー

ラグビーを観戦しているとき、マナーが悪いとほかのお客さんの迷惑になってしまいます。選手に対するマナーにもつながるので、しっかりとマナーをわきまえて観戦するようにしましょう。

キックの時は静かにする

トライした後やペナルティキックの時は、キッカーが集中できるように静かにするのがマナーです。集中を要するプレーなので、選手の邪魔になるような行為は控えましょう。

海外の試合などでは、観客がキック前にブーイングをすることもあるようですが、日本では、このような行為に対して注意が促されています。

相手チームのよいプレーにも拍手をする

試合の結果に関わらず、よいプレーが出たときには拍手を送るのがラグビーの精神です。

精神性の高い紳士的なスポーツであるラグビーなので、相手のプレーであっても讃える気持ちが大切です。お互いのことをリスペクトし合い、気持ちよく試合を観戦しましょう。

やじを飛ばさない

何度も紹介しているように、ラグビーは紳士的なスポーツです。そのため、たとえ納得がいかない判定を下した審判や、よくないプレーをした選手に対しても、野次や罵声を飛ばしてはいけません。

試合の空気を作るのは、選手だけではあません。観客も含めて、試合全体の雰囲気が出来上がります。

正々堂々と競い合っている選手に気持ちよくプレーしてもらうためにも、野次や罵声を飛ばす行為には注意が必要です。

ルールとマナーを知ってラグビーを楽しもう

ラグビーは、ルールを覚えてしまえば非常に見応えのあるエキサイティングなスポーツです。

2019年、日本でワールドカップが開催される機会は滅多にないため、日本代表を応援しながらラグビー観戦を楽しみましょう。

その他のテーマ

ART

CULTURE

CRAFT

FOOD

TIME