小説のおすすめ本2018決定版!最も読まれた人気の作品はこれ

2019.03.02

2018年もさまざまな物語が生まれました。1年にたくさんの本を読破する読書好きな方でも、見逃している名書があるのではないでしょうか?

本記事では読書が大好きなあなたのために、2018年によく読まれ、話題となったおすすめの小説を紹介します。

あの文庫や泣ける名作が。2018売上ランキング

まずはAmazonで2018年最も売れた文学・評論ランキングベスト10をご紹介します。

  1. 大家さんと僕
  2. おらおらでひとりいぐも
  3. かがみの孤城
  4. 羊と鋼の森
  5. 九十歳。何がめでたい
  6. もものかんづめ
  7. 天才はあきらめた
  8. 思考の整理学
  9. 妻に捧げた1778話
  10. 1夢をかなえるゾウ文庫版

さらにここからは、当メディアが独自に選んだ2018年に人気・話題となった作品のなかからおすすめ本を厳選して紹介します。

吉野源三郎『君たちはどう生きるか』

コミカライズされたことで、再評価されている歴史的名書です。累計152万部を突破した今年最も売れた漫画としても有名。書店などで一度は見かけたことがあるのではないでしょうか?

原作は昭和12年に出版されており、今話題なのがこちらのコミカライズ版。主人公であるコペルくんは知的好奇心旺盛な中学2年生。コペルくんは教養豊かなおじさんに導かれながら、人として生きる意味や人としてのあり方などを学び成長していくという内容です。

コミカライズ化したことで、ご年配の方だけでなく若い方からも絶大な支持を集めています。原作・コミカライズ版、どちらも高い評価を集めていますので、お好きな方を手に取ってみてください。

辻村深月『かがみの孤城』

2018年本屋大賞でダントツの1位を獲得した小説です。学校でのイジメが原因で不登校になってしまった中学1年生の女の子、こころ。ある時こころは大きなお城がある鏡の世界に迷い込んでしまいます。そこにはこころと同じく、学校でイジメられていた少年少女たちが集まっており、こころたちは鏡の世界の謎に挑んでいくという内容です。

イジメがテーマの小説ですが、心温まる描写が多数あり「泣ける」と評判。またミステリーパートの高さにも定評があることから2018年本屋大賞堂々の1位。悩み多き現代人に突き刺さる一冊です。

若竹千佐子『おらおらでひとりいぐも』

2017下半期 芥川賞受賞作品。夫に先立たれ、息子と娘とも疎遠関係。74歳になった桃子さんは、このさき一人でどうやって暮らすのかと悩みを抱えていました。一人寂しくお茶を飲んでいると、桃子さんの内から外から自分が捨てた故郷の方言である東北弁が聞こえて来て……という内容です。

ちまたにはさまざまな青春小説があふれていますが、こちらは青春小説の真逆ともいえる「玄冬小説」です。老いることも悪くないと思わせてくれる一作となっています。

海外小説ならこちら。話題になった受賞作

国内小説だけでなく、海外小説も名作揃いです。ここでは数ある名作の中から特におすすめな文庫小説を2つ紹介します。

カズオ・イシグロ『日の名残り』

2017年ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロが執筆した文庫小説です。

主人公である執事のスティーブンスはある日、短い旅に出ます。田園風景を歩んでいるうちに、長年使えたダーリントン卿との思い出、憧れていた執事であり亡き父や女中への恋愛感情を振り返っていくという内容です。

スティーブンスという主人公を通して、古き良き時代とされていた大英帝国が終りを迎え、それについて思いを馳せるという美しき名作です。

アンソニー・ホロヴィッツ『カササギ殺人事件』

2018年末ミステリランキングで4冠を達成した作品です。

1955年7月に、サマセット州にあるパイ屋敷の家政婦の死体が見つかりました。倒れていた彼女は、掃除機のコードに足を引っかけたのか、それとも誰かに殺されたのか。一人の女性の死がきっかけで、小さな村に不穏な空気が広がっていき……という内容です。

ミステリの巨匠アガサ・クリスティへの愛に満ちた最高のオマージュ・ミステリと評されており、ミステリ小説ファンはぜひ読んでおきたい一冊です。

珠玉のミステリー小説。新人から有名作家まで

ミステリー好きにこそ読んでほしいミステリー小説3作品を紹介します。ベテラン東野圭吾から期待の新人まで注目作目白押しです。

今村昌弘『屍人荘の殺人』

2017年末ミステリランキングで3冠達成、さらに2018年本屋大賞でも第3位という快挙を成し遂げたミステリー小説です。

ミステリ愛好会に在籍した葉村譲と明智恭介は同じ大学の探偵少女、剣崎比留子と共に映画研究会の夏合宿に参加します。しかし合宿初日の夜、彼らの想像を遥かに超える衝撃の事態に巻き込まれ、ペンション紫湛荘で籠城をすることになるのですが、翌日部員の一人が密室で死体となって発見されてしまいます。

ミステリー小説にこんな手があったのかという驚きの内容で話題となった一作です。2019年に映画化される予定ですので、今のうちに原作で予習してみるのをおすすめします。

島本理生『ファーストラヴ』

女子大生である聖山環菜(ひじりやまかんな)は実の父親を殺した殺人容疑で逮捕されてしまいます。環菜は血まみれの姿でさまよっていたのですが、なぜ父親を殺したのか分からないと奇妙な精神状態でした。さらに殺された父親は家庭内で絶対君主。母親は娘を心配するどころか裁判では検察側に立つなど、ページをめくるごとに特殊な家庭環境が浮きだっていきます。

この一家に何が起こったのか、心理分析のプロである探偵を通して、無力な少女の心の傷に迫る傑作。2018上半期の直木賞受賞作品です。

東野圭吾『沈黙のパレード』

探偵ガリレオの物語が再び動き出すガリレオシリーズの新作です。町の人気娘、佐織が突如行方不明となり、数年後に死体となって発見されます。容疑者と思われた男は証拠不十分で釈放されてしまい、その男は傲慢不遜に遺族の前に現れます。町の人々は怒りと憎しみに包まれ、佐織の敵討ちとして復讐を成し遂げるのですが、殺害方法やアリバイトリックなどが超難問です。

「週刊文春ミステリーベスト10 2018」国内部門1位! 東野圭吾やガリレオシリーズが好きな方はぜひご一読してみてください。

エンタメ、ライトノベルのおすすめ小説

エンタメ、ライトノベルでの注目作も紹介します。こういったsカウ品は手軽に読めるのが魅力ですね。

池井戸潤『下町ロケット ゴースト』

ダ・ヴィンチ「BOOK OF THE YEAR 2018」小説部門1位を獲得した「下町ロケット」シリーズ第三弾。

下町の町工場「佃製作所」は、倒産など数多くの危機を切り抜けてきました。しかし今作では納品先と取引先関係で問題発生、そして番頭「殿村」の父が倒れるなど、トラブルが重なってしまい絶体絶命のピンチに陥ってしまいます。果たして佃製作所はどのような方法でこの危機を乗り越えるのか注目の一冊です。

また下町ロケットシリーズは2015年と2018年にドラマ化され、そちらも好評ですので、興味がある方はドラマ版もチェックしてみてください。

丸山くがね『オーバーロード』

2018年のライトノベルで売上1位、2015年と2018年にアニメ化もされた大人気異世界ファンタジーです。

その日、長年の名作VRMMORPG「ユグドラシル」はサービスを終了させるはずでした。しかし終了時刻になっても「モモンガ」たちプレイヤーはログアウトされず、どうやら彼が属するギルドごと異世界に転移されてしまったとのこと。

骸骨の姿をした最強の大魔法使いへと変貌を遂げた「モモンガ」とそのギルドの、新たな伝説が幕を開けます!

ファンタジー小説やオンラインゲームが好きな方向けの作品となっています。

平成最後の年に流行った小説は名作ぞろい

2018年に人気・話題となった数々の作品のなかから厳選して紹介しました。いずれも売上や人気投票でランキングトップになったり、文学賞を受賞したり、映画化やドラマ化でも人気となった作品ばかりです。平成最後の年に、多くの人に読まれた人気小説を、ぜひご堪能ください。

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