ダーツの矢はどんな種類がある?自分に合うダーツの選び方

2019.03.02

初心者や未経験者にはどれも同じに見えるダーツの矢ですが、実は複数のパーツでできており、いろいろな材質や種類があります。ここでは、そんなダーツの矢を自分仕様にカスタマイズする際の選び方を紹介します。

ダーツの矢の基本

まずは、ダーツの矢についての基本的な知識を紹介します。

ダーツは4つのパーツから構成されていて、それぞれのパーツの組み合わせ次第で握り心地や飛び方などが変化します。快適にダーツを楽しむためにも、パーツのタイプを理解し、それぞれのパーツについて細かく知っておく必要があります。

まずは各パーツの名前を知ろう

ダーツの矢を構成するパーツは、それぞれ『バレル・フライト・シャフト・チップ(ティップ)』と呼ばれています。

この4つのパーツを組み替えることで、投げ心地や見た目を自分仕様にカスタマイズすることができます。ここからは、各々のパーツの特徴や種類について詳しく紹介していきます。

ダーツの最重要パーツ、バレル

『バレル』は、ダーツにおける『核』の部分とされていて、最も重要なパーツです。ダーツをスローイングする際は、バレルを持ってリリースするため、ダーツ全体の重心を理解する上でも重要であることが分かります。

バレルには、いくつかの素材や形状があり、それぞれ特徴が異なるので、しっかりとチェックして自分に合ったバレルを見つけましょう。

素材は大きく分けて2種類

バレルの素材には、『タングステン』と『ブラス(真鍮)』の2つの素材があります。タングステンは、ブラスと同じ質量であっても重みがあるため、細くても重量のあるバレルに仕上げることができます。

ブル(ダーツボードの中心)を狙う際に、バレルが太いと他の矢に弾かれてしまう可能性がありますが、タングステンを使った細いバレルだと、他の矢に弾かれることなく中心を狙うことが可能です。

初心者はブラスがオススメ

ブラスは、タングステンに比べて軽量のバレルになるため、重量を上げるためにはバレルを太くする必要があります。タングステン製のバレルに比べて握りやすく、価格も比較的安価なため、初心者にオススメのバレルだと言えます。

形状は主に3種類

バレルの形状には『ストレート型・トルピード型・砲弾型』の3つの形状があります。

ストレート型はその名の通り、細くて真っ直ぐの形状をしています。そのため、ブルなど同じターゲットを連続で狙うのに適した形状ですが、安定性に欠けるというデメリットもあるため、初心者には不向きな形状だと言えます。

トルピード型は、スタンダードな形状で使いやすいのが特徴です。バレルの後方から前方に向けて太くなっていく形状なので力を伝えやすく、初心者でも使いやすい形状とされています。

砲弾型は、前方に重心がありバレル全体が短い形状をしています。前方に重心があるため、鋭い軌道でダーツをスローイングすることができます。

ダーツの軌道を決めるフライト

ダーツの軌道の決め手となる重要なパーツが『フライト』です。

フライトにはいろいろな形状がありデザインも豊富にあるため、個性を出しやすいパーツの1つです。フライトの種類によってダーツの軌道が大きく変化するため、自分のプレイスタイルに合ったフライトを使用すると良いでしょう。

大きさで空気抵抗が変わる

フライトはダーツにおける『羽』の役割を果たすため、大きさによって空気抵抗が変わります。

フライトの面積が大きいとダーツはたくさんの浮力を得ることができるため、安定した軌道で飛ぶことができます。逆にフライトの面積が小さいと、浮力を得ることができず安定しなくなりますが、直線的な軌道でダーツを飛ばすことができます。

初心者は大きめサイズがオススメ

前述したように、フライトのサイズによってダーツの軌道は大きく変化します。そのため、初心者にオススメなのは、面積が大きく安定した軌道を描くことができるフライトだと言われています。

まずはしっかりとしたスローイングから思い描く軌道上にリリースすることが大切なので、大きめのフライトで安定感のあるリリースを意識するといいでしょう。

主なフライトの種類

フライトの種類には、基本的な種類として『スタンダード』『スリム』『ディアドロップ』の3タイプがあります。

スタンダードは、緩やかにカーブを描きながら飛ぶ特徴があり、フライトの面積も大きく安定感があるため、初心者にオススメの形状だと言えます。

スリムは、フライトの面積が小さいため安定性に欠けますが、直線的な軌道で投げることができるという特徴があります。同じ箇所を連続して狙うことに優れているため、上級者向けのフライトとされています。

ディアドロップは、スタンダードとスリムの中間的な特徴のあるフライトです。2つのフライトの良さを丁度よく発揮してくれるので、万能なフライトとして親しまれています。

以上のような基本的なフライトの他にも、ハートの形状をしたものなど、特殊な物もあります。パーツで個性を演出したい人にオススメの形状です。

長さで違うシャフト

フライトと同様、ダーツの軌道を大きく左右するパーツの1つが『シャフト』です。シャフトの素材と長さによりダーツの重心が変化するため、ダーツ全体のバランスを考慮する際に非常に重要な役割を果たしています。

ショフトは長さや素材によって飛び方が変わるため、種類ごとの特徴を理解しておくと、自分にぴったりのダーツを作り上げることができます。

シャフトの長さと重さで飛び方が変わる

シャフトは長さによって4つの呼び方があります。

1番短いシャフトを『EXショート』と呼び、力強く鋭い軌道でダーツを投げたい人にオススメのシャフトです。次に短いシャフトが『ショート』です。ダーツのバランス感覚を感じやすいシャフトなので、初心者向けのシャフトとされています。

1番長いシャフトが『ミディアム』です。長めのシャフトは安定性が高いため、狙ったところに投げやすいという特徴があります。

ショートとミディアムの中間の長さを『インビトウィン』と言い、ショートとミディアムにしっくりこなかった人が試してみるといいシャフトです。

シャフトの主な材質

シャフトの素材には、代表的なものに『ナイロン・カーボン・アルミニウム・チタニウム』の4つがあります。

最も一般的に親しまれているのがナイロン素材で、豊富なデザインとカラーを選べるのが特徴です。カーボンは、ナイロンに比べて耐久性が高いため、長く使用することができます。

金属製のシャフトとして一般的に使用されているのがアルミニウム素材です。耐久性は高いですがその強度ゆえに、破損している場合は折れることがなく曲がります。

微妙な変化のため、気づかずに使い続けてしまうケースがあるので注意が必要です。強度があるため主にハードダーツで使用されます。

4つの素材の中で最も高価な素材がチタニウムです。最高クラスの強度と重量感を備えているため、上級者向けの材質とされています。

ボードに刺さる部分ティップ

ダーツボードに刺さる部分のパーツを『ティップ』と言います。ダーツボードに刺さる部分のため、頻繁に破損することがあります。

ティップが破損していると、ダーツがボードにうまく刺さらず、落下した際に他のパーツを傷めてしまう原因にもなるため、こまめに点検する必要があります。

ティップは大きく分けて2サイズ

ティップには、『ロング』と『ショート』の2つのサイズがあります。ティップが長いとボードに刺さりやすいという特徴があり、ショートは短い分、耐久力が高いという特徴があります。

規格についても知っておこう

ティップには、バレルに接続する際の規格があります。一般的な規格は『2BA』タイプと『4BA』タイプで、2BAは、ティップ側が凸でバレル側が凹の接続形状をしており、4BAは2BAの逆で、ティップ側が凹でバレル側が凸の形状をしています。

これらの一般的な2つの規格に加え、近年誕生したのが『No.5』という規格です。No.5は、バレルを作るメーカー2社が合同開発して生まれた規格で、2BAと同様の接続形状をしていますが、ネジ部分の直径が1.6mm程細くなっているという特徴があります。

ティップがスリムになった他、バレルのデザイン面においても自由度が高いことから、今後の開発が期待されている規格です。

以上の規格の他に、主にハウスダーツで使用される『1/4』という規格もあります。ハウスダーツで必要とされる重量を出すために、2BAの規格よりもさらに太く設計されている点が特徴です。

自分の購入したいティップがバレルに対応した規格であることを確認して購入するようにしましょう。

ダーツの矢の選び方

ここまでダーツのパーツの特徴について紹介してきましたが、実際にダーツを選ぶ際にはどのような点に着目して選べばいいのでしょうか。ここからは、ダーツの選び方について紹介していきます。

はじめはデザイン重視でもOK

素材についての特徴を色々と紹介してきましたが、初めてダーツを買う際に重視するのは『デザイン』でいいでしょう。

素材によって軌道や投げ心地が変化するものの、初心者にはわかりづらい微妙な変化だからです。はじめはデザイン重視で購入して、ダーツの感覚を身につけることが大切です。

慣れたら自分のフォームに合わせていく

ダーツに慣れ、自分のフォームが固まってきたら、パーツごとの特徴にこだわり始めるといいでしょう。

ダーツの性能ありきでフォームを固めてしまうと、自分に合っていないフォームが身についてしまう可能性があります。まずは自分のフォームとプレイスタイルを固め、それに合うパーツを選ぶようにしましょう。

自分に合うダーツを探してみよう

ダーツは小さいですが、こだわることができるポイントがいくつもあり、それぞれの組み合わせによって可能性が無限に広がります。自分にぴったりのダーツをカスタマイズし、快適にダーツを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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