ボウリングのローダウン投法とは?投げ方のコツや練習方法を紹介

2019.03.01

ボウリングのローダウン投法は、多くのプロが試合で実践しているスタイルです。正しいやり方を身につけることができれば、大きなスコアを叩き出すことも夢ではありません。ローダウン投法の投げ方や練習方法などを紹介します。

ボウリングのローダウン投法とは

ボウリングのローダウン投法は、ボールにフック回転をかけて投げます。プロが使用する投法として知られており、難易度が高い投げ方です。一体、どのような特徴があるのでしょうか。

アメリカのプロが使う回転と球速の速い投げ方

ローダウン投法は、アメリカのプロボウラーの間でよく使用されている投げ方です。ローダウン投法を身につけると、ボールに強い回転をかけることができます。

アメリカでは『フリスビー』や『プッシュ&プル』という名称で知られ、ローダウンは和製英語だと言われています。

リリースする時の手首の動きが独特で、フリスビーを投げる時のフォームに似ていることが特徴です。

難易度が高いため初心者には向かない?

ボウリングの球を投げる時、通常は手首や肘を折り曲げずに振りかぶりますが、ローダウン投法は手首や肘を曲げボールを抱え込んだ状態から投げます。

手首を柔らかく使いハンドスピードを高めることができれば、回転数を圧倒的に上げることが可能です。

一般的なボウリングの投げ方とは大きく異なるため、従来のフォームに慣れている人が急に投げようとすると、手首や肘の故障につながります。

初心者がローダウン投法の正しいフォームを習得するには多くの時間が必要です。じっくり練習に取り組みましょう。

ローダウンのメリットとデメリット

ローダウン投法は難しいですが、多くのプロが取り入れている投法だけに、挑戦してみる価値はあります。ローダウンのメリットやデメリットをチェックしましょう。

ローダウンのメリット

ローダウン投法はボールに力があり、強い回転がかかった状態を維持できるところがメリットです。

ボールの入射角が大きいため、多くのピンを倒すことができます。また、ボールがヒットした時のピンの動作も大きくなるため、ストライクを狙いやすい点がメリットです。

ボールがリリースされた時の勢いがあり、観客を盛り上げることができる点もメリットだと言えるでしょう。

ローダウンのデメリット

ローダウン投法のデメリットは、手首に負担がかかる点です。ボールの重さを手首で支える必要があるため、手首が弱い人は投げることができません。プレイヤーの体に負担をかけやすく、投げる人を選ぶ投法だと言えます。

手首に柔軟性がない人ほど、大きな怪我をしやすいところもデメリットです。

また、身につけるまでに時間がかかる点もデメリットだと言えるでしょう。とくに、親指を抜くコツや、ボールをリリースするタイミングの習得に時間がかかる人が多いです。

ローダウンの投げ方は?

ローダウン投法の投げ方は手首に負担がかかります。手首が固い人ほど怪我のリスクが高いです。がむしゃらに投げようとすると、故障しやすくなります。安全に球速をアップするために、正しい投げ方を学びましょう。

肘や手首を折り曲げる

まずは、ボールの持ち方から練習しましょう。親指が時計の12時方向、中指と薬指の間が6時方向を指すような形で持ちます。

手首と肘は折り曲げた状態で、ボールを抱え込むようにして持ちましょう。ボールをリリースする瞬間まで、手首は内側を向いたまま固定です。このポジションを『カップリスト』と呼びます。

手首を曲げる必要があるため、リスタイは装着しません。必ず素手の状態で投げましょう。

リリース直前に肘を伸ばす

スウィングは、肘を伸ばすような感覚で後ろに振りかぶります。この時、右足がブレてしまうと強く踏ん張れないため、注意しましょう。

ボールが体の真横まで来たら、肘を伸ばして手首を後ろ方向に折り曲げます。このポジションを『ブロークンリスト』と呼びます。

フリスビーを遠くへ投げる時のように、手首のスナップを利かせるようなイメージでボールをリリースしましょう。

下に落とすように親指を抜く

親指の爪の先と床が平行になる位置で、親指を引き抜きます。ボールを真下に落とすように解放しましょう。

親指を抜いたら、中指と薬指をひっかけながら回転をかけます。手首の反動を利用すると、効果的にボールを送り出すことができるでしょう。

余計な力が加わっていると、思ったように回転させることができません。最初から最後まで、力まずに投げることが大事です。

ローダウンで投げられるようになるコツ

いきなりレーンに出て、ローダウンでボールを投げることは難しいです。まずは基本的な動きができるようになりましょう。ローダウンで投げられるようになるコツをご紹介します。

基本を身につけておく

ボウリングはボール選びが間違っていると、上手に投げることはできません。なんとなくボールを選んでいる人は注意しましょう。

ローダウン投法では、親指を素早く抜いたり中指や薬指にひっかけたりする感覚が重要です。指の太さや長さには個性があります。実際に指を入れてみて、指の太さと指と指の間の長さにマッチするボールを選びましょう。

自分にぴったりなボールを選ぶことができたら、次はスウィングの練習をします。基本的なスウィングができていないと、ローダウン投法のフォームを正しく身につけることは難しいです。

ボールの重さを感じながら、できるだけブレないようにスウィングの練習をしましょう。一定のスピードで、ブレずにスウィングできるようになるまで繰り返します。

鏡の前でフォームを確認したり、スマホを利用して動画撮影したりすると客観的にフォームを確認しやすいです。

できるだけ脱力する

体に余計な力が入っていると、フォームは乱れやすくなります。全身が力んだ状態で投げると、疲れやすいだけでなくフォームがバラバラになってしまいます。

また、余分な力が入り過ぎていると関節に負担をかけやすく、怪我のリスクも高まるでしょう。できるだけ、脱力した状態で投げることを意識しましょう。

タイミング良く投げるには、一定のリズムを意識することも大事です。リズムが乱れたと感じたら、一度中断してスウィングの確認をしましょう。

ボールを撫でるようにリリースする

ローダウン投法の難しさは『リリース時のタイミング』にあります。スウィングが正しくできていても、親指がうまく抜けずにボールの勢いが死んでしまったり、ブレてしまったりする場合が多いです。

親指がうまく抜けない場合、ボールが自分に合っているかチェックしましょう。親指は穴の中で折り曲げず、まっすぐを意識します。指の腹で支えるようなイメージです。

指を曲げないとボールを安定して持つことができない場合、穴のサイズと指のサイズが合っていない可能性があります。

手首を反らした時に、中指と薬指の腹と付け根全体で素早くボールを撫でるような感覚でリリースしましょう。

ローダウンの練習方法は?

ローダウン投法は、ある程度練習を重ねてから実際に投げてみることをおすすめします。習得するには練習あるのみです。自分でできる練習方法を紹介します。

ワンステップ投球

ボールを投げるには、腕のスウィングだけでなく下半身をしっかり使うことが大事です。下半身が使えていないとフォームが安定しないだけでなく、力強いボールを投げられません。

通常は4歩助走で投げるところを、3歩目の状態から始めることを『ワンステップ投球』と言います。右足を踏み出し、バックスウィングを開始している状態が3歩目です。

4歩目は左足を踏み出して踏ん張ります。下半身をうまく使うことができ、スムーズな体重移動が身についていれば、ふらつくことなく投げることができるでしょう。うまく投げられない場合は、十分な体重移動ができていないことになります。

ワンステップ投球はプレイ前のウォーミングアップにも使える練習方法です。何度も繰り返し練習し、体重移動の感覚を身につけましょう。

親指を抜いて投げてみる

ボールを回転させる感覚を掴むために、最初は親指を抜いた状態で練習をする方法もあります。親指を抜いた状態で投げることを『サムレス投法』と言います。

まずはボールを台や床の上に置いた状態で練習しましょう。家で行う場合は、分厚いマットや座布団の上などで行うと迷惑になりません。

親指は使わず、中指と薬指を穴にひっかけ素早く抜いて回転させます。ボールを前に押し出すのではなく後ろに引っ張るようなイメージで行うと、回転をかける感覚を掴みやすいです。

ある程度感覚を掴んだら、普段使用しているボールよりも軽めのボールを使用して実際に投げてみてもいいでしょう。

ボールを手のひら全体で包み込むようなイメージで持ち、投げます。手先だけで投げないように、下半身の動きをしっかり意識しながら投げることが重要です。

プロの動画から学ぶ

言葉だけで実際の動きを身につけることは難しいです。ボウリング場へ出かけて、ローダウン投法をしているプロの動きを観察できればいいのですが、なかなかそういった機会もないでしょう。

そこで、おすすめなのがプロボウラーがプレイしている動画をチェックする方法です。多くのボウリング愛好家やプロボウラーがハウツー動画を出しているため、見つけることは難しくありません。

プロが実際に投げている様子を何度も確認し、練習しましょう。また、自分のローダウン投法を録画し、プロの動きと見比べてみると自分に足りないものがわかるでしょう。

プロも使うローダウン投法を身に着けよう

ローダウン投法は手首の動きが独特なため、ついつい手元に意識が集中してしまいがちです。しかし、ボウリングの基本的な動きができていないと、十分な威力のあるボールを投げることはできません。

とくに、下半身の動きが安定していないとボールの力が殺されてしまうため、注意しましょう。下半身がふらつく場合、動きの基本となる体幹をしっかり鍛えることも大事です。

急いで習得しようとすると怪我をします。着々と練習を積むことが、上達の近道です。焦らずに正しいローダウン投法を身につけて、スコアをアップさせましょう。

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