テキーラのおすすめ銘柄14選。定番から初心者におすすめしたい銘柄まで

2019.02.28

一般的に「ちょっぴり高級な外国のお酒」というイメージのあるテキーラ。その歴史は120年以上と長く、古代アステカにおける伝統的なお酒「ブルケ」がその発祥となっているようです。今回は初心者〜上級者までおすすめできるテキーラの銘柄や、テキーラの選び方についてお話していきたいと思います。

テキーラとは?

テキーラとはメキシコで作られる蒸留酒の一種で竜舌蘭(リュウゼツラン)という多肉植物を主原料にして作られています。リュウゼツランは現地の言葉で『アガベ』と呼ばれ、テキーラづくりに欠かせない植物です。

アガベの根元にある『ピニャ』と呼ばれる球茎がテキーラの材料です。ピニャとはスペイン語でパイナップルの意味で、見た目がそっくりであることからこう呼ばれるようになりました。

アガベはシロップが作れるほどの甘みを持った植物です。よく熟成したテキーラの深い自然な甘みはアガベから抽出された甘みなのです。

このピニャを長時間蒸すことで十分に甘みを引き出したあと、搾り出したエキスにアルコール発酵を施したものがテキーラとなるのですが、テキーラと呼ぶためにはいくつもの厳しい基準をクリアしなければなりません。

  • 材料はメキシコ国内の一部だけで生産される『ブルーアガベ』を51%以上使用する。
  • アルコール度数は35%~55%におさめなければならない。
  • テキーラ村(テキーラの名前の由来の村)と、その周辺で作られたものでなくてはならない。

上記のほかにも、蒸留回数の規定や禁止材料もあります。

この厳しい基準こそが、テキーラが世界中で愛される不動の地位をつくりあげたのです。

テキーラを選ぶときのポイント

「初めてテキーラを飲んでみたいけど、どれを選べばいいか分からない…」という方に、まずは知ってほしいテキーラを選ぶポイントをご紹介します。

その① 原材料で選ぶ

まず前提として決めておきたいのが、「プレミアムテキーラ」と「ミクストテキーラ」のどちらにするのかという事。順にみていきましょう。

プレミアムテキーラとは

プレミアムテキーラはアガべ100%の純粋なテキーラです。プレミアムテキーラの基準は1993年に制定されました。あまりのおいしさから北米を中心に世界中に人気が広まり、一時は材料不足に陥るほどでした。

プレミアムテキーラの魅力はなんといっても、純粋な100%アガベで作られた自然な甘みです。この深い甘みと芳醇さを味わうには、ショットグラスで流し込むのもよいですが、「ワイングラスなどに注いでゆっくりと香りと共に味わいながら飲む」のもおすすめです。

ミクストテキーラとは

ミクストテキーラは、51%のアガベと副原料を使って作られます。糖類も大量に入っていますので、わかりやすいはっきりとした甘さが特徴的です。フレーバー入りのものも含め幅広い種類があるのもミクストテキーラの魅力です。いわゆるショットグラスで飲むテキーラと言えばこのミクストテキーラになります。

値段もプレミアムに比べて安くなっていますので、はじめてテキーラを飲む方にもおすすめです。

どっちを選ぶべき?

このうち、高価ながら人気があり、味も良く飲みやすいと言われているのはプレミアムテキーラです。生産コストの高さや手間のかかり具合からどうしても高価になってしまうものの、アガベ本来の甘みや香りを楽しめると言われています。

反面、比較的リーズナブルで、パーティードリンクやカクテルなどに使われやすいのがミクストテキーラと言われています。

どちらの種類のテキーラなのかはラベルのアルコール度数を確認すれば判別可能で、プレミアムテキーラであれば「100% de Agave」などと表記されているはずです。

じっくり味わって飲みたいならプレミアムテキーラ、皆でワイワイ楽しみながら飲むならミクストテキーラといった感じに選ぶと良いでしょう。

その② 熟成期間で選ぶ

プレミアムとミクスト、どちらにするか決めたら、次は味のタイプ・熟成度合いについても決めていきましょう。

テキーラには熟成度合いによって味や色合いが異なり、名称も分けられているのが特徴です。熟成期間別に、どのような種類のテキーラがあるのか見ていきましょう。

熟成無し:ブランコ(blanco)

「シルバー」「ブランコ」「プラタ」などと呼ばれるテキーラです。色合いは無色透明でアガベの風味が強くやや辛味はあるものの、癖や香りはそこまで強くありません。

熟成期間2ヶ月以上:レポサド(reposado)

「レポサド」と呼ばれるテキーラで、樽で2ヶ月〜1年未満熟成されたものが該当します。色合いは薄いゴールドで、味わいはシルバーとアネホの中間くらいです。銘柄の種類も比較的多めとされています。

熟成期間1年以上:アネホ(Anejo)

「アネホ」と呼ばれるテキーラで、樽の香りが豊かな風味を醸し出すことで人気の種類です。色合いはウイスキーのような色でバニラにも似た甘みがあり、初心者~上級者と幅広い層に好まれやすい味わいとされています。

熟成期間3年以上:エクストラアネホ(Extra Anejo)

「エクストラアネホ」は樽の中で3年以上寝かせたものを言います。いわゆる高級テキーラの域に入ってくるもので、ハリウッドセレブの間で人気と言われているのが、アネホとこのエクストラアネホです。値段も高く、時には数十万もの値がつくこともあります。バニラのようなフレーバーが香る本格的な高級品です。

その③産地で選ぶ

メキシコの5つの州のみで造られているテキーラですが、そのほとんどがハリスコ州のバジェス地方とロスアルトス地方で造られています。それぞれの産地別に銘柄や味の特徴を見ていきましょう。

バジェス地方

「クエルボ」「サウザ」「エラドゥーラ」などが主な銘柄です。ロスアルトス産のものに比べると辛口な味わいが特徴で、香り・口当たりも強めの伝統的なテキーラとされています。

ロスアルトス地方

「ドンフリオ」「パトロン」「カサドレス」などが主な銘柄です。バジェス地方のものに比べると口当たりがスムースで、甘みや旨みが強調されており飲みやすいと言われています。初心者の人はこちらの方がとっつきやすいかもしれません。

テキーラの定番銘柄

お待たせしました。それでは、まずはテキーラの定番銘柄を紹介していきます。どれも量販店や通販で気軽に買えるものばかりですので、気になるものがあったらぜひチェックしてみてくださいね。

クエルボ エスペシャル

世界で愛されているクエルボのメインブランドである「エスペシャル」は、2ヶ月以上の樽熟成を経て造られたレポサドにあたります。

かすかに甘い樽の香りとマイルドでコクのある味わいが特徴的で、カクテルベースとしても高評価。

値段は1,500〜2,000円程度と比較的リーズナブルなので、パーティーのミックスドリンク用にピッタリです。

  • 商品名:クエルボ・エスペシャル ゴールド  750ml
  • 価格: 1,791円
  • 商品ページ

サウザ ブルー

副原料を一切使用していないブルーアガベ100%のプレミアムテキーラで、フローラルな香味と柑橘系の豊かな風味が特徴です。

フレッシュながらもしっかりした味わいなのでミックスでもストレートでも飲みやすく、特に冷やして飲んだ時のキリリとした味わいも好評。

初心者〜上級者のどの層にも人気が高く、カクテル・ストレート・ロックなど様々な飲み方を楽しめる、非常に汎用性の高いテキーラです。

  • 商品名:サウザ ブルー  750ml
  • 価格: 1,922
  • 商品ページ

パトロン・ロカ シルバー

アメリカのスターやセレブの口コミで広まった、セレブ御用達のプレミアムテキーラです。原酒蒸留したまま熟成させずにボトリングしていることで、軽めのクリアな味わいを楽しめます。

6〜7年ほどかけて栽培した質の高いアガベを選りすぐって丁寧に造られており、癖が無く飲みやすいことから、テキーラが苦手な人や初心者でも飲みやすいです。

ちなみにパトロンには無印の「パトロン シルバー」と「パトロン・ロカ シルバー」の2銘柄がありますが、違いは製法。パトロン・ロカシリーズは、昔ながらの石臼を使った製法を使って作られており、少量しか生産できない上級ラインとなっています。そのため、無印のシルバーよりもお値段は若干高めです。

  • 商品名:パトロン・ロカ シルバー 750ml
  • 価格:5,838
  • 商品ページ

初心者でも飲みやすいテキーラの銘柄

テキーラの基本が知れる定番銘柄を知ったところで、次は初心者でも手を出しやすく飲みやすい銘柄をご紹介します。

マリアチ ゴールド

13ヶ月樽熟成を経たアネホがブレンドされているゴールドテキーラで、フルーティーな甘い風味やコーヒー豆風の熟成された香りが特徴的です。

かすかに黒胡椒の風味がありスモーキーな甘さですが、アルコール感や強烈な喉ごしと言うよりはマイルドでスッキリとした飲み心地であると評判です。

  • 商品名:マリアチ ゴールド  700ml
  • 価格:3,240円
  • 商品ページ

オルメカ レポサド

とろりとした自然な優しい甘みの奥から、黒コショウのようなスモーキーな香りが口いっぱいに広がる、大人な一本です。テキーラをゆっくり味わいたい本格派にぜひおすすめしたい銘柄です。

  • 商品名:オルメカ レポサド  750ml
  • 価格: 2,353円
  • 商品ページ

タランチュラ アズール

毒蜘蛛(タランチュラ)のロゴが描かれたパッケージと、青く澄んだ色合いが特徴的なミクストテキーラで、ブルーアガベや天然シトラスを原料にして造られたものです。

アルコール度数が35%と低く、やや甘めの口当たりなので、女性や初心者にも飲みやすい造りになっています。

  • 商品名:タランチュラ アズール  750ml
  • 価格:2,248円
  • 商品ページ

アライゴ レポサド

こちらもテキーラとしては最低度数の、アルコール度数35%のテキーラとなります。蒸留回数を3回にしたことで雑味を減らしながら、飲み易いだけでなくアガベの香りと甘みはしっかりと残っている比較的優しいテキーラです。

  • 商品名:アライゴ レポサド 700ml
  • 価格:3,078
  • 商品ページ

エラドゥーラ アネホ

口に入れた時のなめらかな口当たりと、バニラやキャラメルを思わす芳醇な香りが印象的。オーク材の樽で熟成させた上品な味わいが魅力です。

  • 商品名:エラドゥーラ アネホ 700ml
  • 価格: 6,390
  • 商品ページ

 

ちょっと上級編?おすすめのテキーラの銘柄

最後に、高度数のものやこだわりの高級品など、テキーラの世界をより深く知りたい上級者にぜひおすすめしたい逸品をご紹介します。テキーラ上級者はぜひ探して試してみては?

ポルフィディオ スーパーハリスコ アネホ

ポルフィディオ社自慢の逸品であり、ハリスコ産のブルーアガベを100%使用して造られたアネホです。使用する原料は、高地(ハイランド)で生産された12年物のアガベのみというこだわりよう。

原料だけでなく製法にも徹底的にこだわっており、通常は複数回行う原料のプレス工程を1回のみに限定することで、メタノールの発生を抑えています。そのおかげで雑味がなく、まろやかな味わいに仕上がるのです。

テキーラの真髄を知ることのできる、ぜひ試してみてほしい逸品です。

  • 商品名:ポルフィディオ スーパーハリスコ アネホ  750ml
  • 価格:11,600円
  • 商品ページ

ドン・フリオ アネホ

ハリスコ州・ロスアルトスのブルーアガベを100%使用して造られたプレミアムテキーラで、熟成期間を1年半〜2年と長めにとる事でまろやかな味わいが感じられる出来に仕上がっています。

一般的なテキーラに見られる苦味はあまり無く、クリアな辛さの中のかすかな天然ハチミツの甘みが愛されるポイント。ライム・塩・チョコレートなど様々な味覚と合わせやすく、冷蔵庫で冷やして飲むのが人気です。

  • 商品名:ドン・フリオ アネホ 700ml
  • 価格:6,323円
  • 商品ページ

カスカウィン アネホ

日本のテキーラ界の最前線で活躍する景田哲夫さんが製造工程に携わっている、メキシコの老舗ブランドであるカスカウィン・テキーラ。

ブランコ・レポサド・アネホと熟成具合いにより別々の風味や味わいがあるのが特徴的で、ストレートやロックはもちろん、お酒が強くない人でもカクテルで楽しめます。

  • 商品名:カスカウィン アネホ 750ml
  • 価格:10,498円
  • 商品ページ

タランチュラ100 プラタ

タランチュラと言えばアズールやストロベリーなどのフレーバード(ミクスト)テキーラが有名ですが、プレミアムテキーラも大変人気です。アルコール度数50%のテキーラとやや度数が高めですが、すっきりとしてクセのない味わいが重宝される一本です。

  • 商品名:タランチュラ100 プラタ  750ml
  • 価格:3,388
  • 商品ページ

サングレ・デ・ビダ レポサド スカルボトル

テキーラとして認められる最高度数、アルコール度数55%の『サングレ・デ・ビダ レポサド』は、映画『リメンバーミー』のテーマでもあるメキシコの伝統行事「死者の日」にちなんだドクロボトル入りのテキーラです。

その見た目の印象とは裏腹な甘いキャラメルフレーバーで、独特の風味が人気の一本です。

  • 商品名:サングレ・デ・ビダ レポサド スカルボトル  50ml
  • 価格:1,660
  • 商品ページ

パトロン アネホ

定番銘柄として挙げられた『パトロン・ロカ シルバー』も有名ですが、テキーラを語るうえで『パトロン アネホ』も欠かせません。

丹念に7年程かけて育てあげられたアガベの中から、さらに厳選した素材だけを使って作られた『パトロン アネホ』は、現在のテキーラブームの火付け役と言っても過言ではありません。伝統的な手法をもちいて作られるプレミアムテキーラは、ハリウッドセレブに親しまれる最高級品として名高い一品です。

蜂蜜のようにトロっとした口当たりがなんとも心地よく、名だたるセレブ達をも虜にしました。

  • 商品名:パトロン アネホ  750ml
  • 価格: 5,275円
  • 商品ページ

自分好みのテキーラを味わおう

テキーラは原材料や熟成期間などによって、味や香りが大きく変わってきます。 「とにかく度数がキツイ」などというイメージもありますが、意外と初心者でも飲みやすくクセのないテキーラも多くあります。

最近は比較的安価で手に入るテキーラも増えてきたので、これを機にお気に入りの銘柄や飲み方を見つけてみましょう。

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